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デグーと暮らしている飼い主のブログです。デグーの飼育、デグーの魅力など、デグーに関することを載せていきます。

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デグーの敷材選びのポイント―消臭効果よりも足の健康を重視しよう

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デグーの敷材には何を使うべき?
時々、敷材を食べてしまうけれど、大丈夫?
今回はこういった疑問にお答えするべく、デグーの足の健康と敷材について解説します。
(執筆者:animal care information)

デグーの足を観察してみよう

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デグーの歩き方、足の毛の生え方、足の裏の色や硬さを確認してみてください。

1歩き方に変な癖がある
2足の裏が硬くなっている・腫れている

3爪が伸びすぎている

 

このような場合は、ケージのレイアウトに下のような問題があるかもしれません。

  • ステージの高さや間隔が合っていない
  • 木製ステージが不衛生、またはケージ内がジメジメしている
  • 敷材が合っていないか、またはメッシュすのこだけで敷材を使っていない
  • 体調不良などで運動量が減っていて、爪がすり減る機会が少ない
  • 免疫力が低下していて、ちょっとした足の傷が治りにくくなっている
  • 高齢で足腰の骨が変形してきている

つまり、なんらかの理由で足に負担がかかっているときは、歩様(歩き方)に変化が出たり、足の指が変形したり、足の裏が硬くなったりします。
放置しておくと、感染を起こすこともあります。

動物病院に相談するときは、ケージのレイアウト、デグーの足場、敷材がわかるような写真を持参する、または普段飼育しているケージごと受診するなど、飼い主さん側からも参考になるような情報を提供することが早期解決につながります。

足の毛は、一般的に夏は薄く、冬は密集して生えています。
常に毛が薄い場合は、どこか特定の場所で擦れてしまっているかもしれません。
この場合も、ケージのレイアウトを見直す必要があります。

また、癖でデグーが自分の手足の毛を抜いていないかも確認します。
癖が悪化すると、自分だけでなく同居デグーの毛も抜いてしまうことがありますし、刺激を受けた皮膚が肥厚や色素沈着をおこす(皮膚が分厚くなって黒ずんでくる)場合、細菌などの二次感染を起こす場合があります。

足以外にも毛が薄い部分が複数あり、強い痒みがある場合は、寄生虫や真菌の感染も疑う必要があります。

そのほか、同じ場所をしきりに噛んだり舐めたりしているときは、その部分に痛みがあるかもしれません。
軽い捻挫から骨折、腫瘍など、原因はさまざまです。
このような行動が続くときは、動物病院を受診しましょう。

デグーの敷材の種類

敷材の選択肢は多種多様です。
木製すのこ、プラスチック製すのこ、ウッドチップ、ウッドペレット、新聞紙などの古紙、紙を細長く切ったもの(商品名:ケアペーパーなど)、牧草、わら、砂、古布、ペットシーツなどを、単独または組み合わせて使用することができます。

敷材の長所や短所

敷材は、どれが良くてどれがダメということはありませんが、それぞれの長所と短所を把握しておくことで、事故やトラブルの防止につながります。

すのこ類
最も使いやすい敷材のひとつでしょう。
ただし、すのこの間に足がはさまって怪我をすることが、まれにあります。
また、木製すのこは尿が染み込んで汚れやすいため、定期的な清掃の後、よく乾燥させる必要があります。

牧草、わら
衛生面では最も利用しやすいでしょう。
デグーが食べても問題ありませんし、汚れた部分だけ交換することができます。
足の健康という面では、特に若齢デグーや老齢デグーには、短め、柔らかめの牧草が適しています。

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ウッドチップ、ウッドペレット
「消臭効果」、「天然素材」などのキャッチコピーだけを見ると、最も適した敷材のように思えます。
しかし、まれに原料の木材にアレルギー反応を示すデグーがいるので要注意です。

針葉樹が原料の場合、これらに含有される揮発性物質が身体に影響を与えることがあります。
毒性が高い物質ではありませんが、代謝経路が麻酔のそれと似ているため、デグーによっては麻酔の効きが悪くなります。

使用する麻酔の量が増える可能性があることを覚えておきましょう。

また、原料の木材そのものは無害ですが、チップやペレットに加工する段階で何らかの薬剤が使用されている可能性もあります。
それらを口や皮膚から継続的に摂取することには不安が残ります。

ケアペーパー、新聞紙
単品で使用すると高価ですが、比較的利用しやすい素材といえるでしょう。
新聞紙や折り込み広告などは、大量に食べてしまったときにお腹の中で水分を吸収して異常に膨らんでしまう心配があります。

また、印刷に使用されているインクも、必ずしも安全とはいえません。
印刷していない新聞用の紙も市販されていますので、紙類を食べる癖がないデグーに使用するのであれば、いいかもしれません。

砂、石
海外では一般的な敷材ですが、日本では金属メッシュのケージで飼育している場合が多く、砂の飛び散りが問題になります。
また、自治体によっては廃棄する際に特別な分別が必要になり、他の敷材より手間がかかるかもしれません。

古布、ペットシーツ
ケージ周囲に敷いたり、メッシュすのこの下の引き出し部分に入れるのであれば問題ないでしょう。
ケージ内に直接敷いて使用する場合、ペットシーツは尿の色が見やすく、表面を清潔に保ちやすい反面、デグーが食べてしまう可能性があります。

また、古布はほつれた糸が足にからまって大怪我をする可能性があります。
万一のことを考え、慎重に使用しましょう。

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その家に合った「最適な敷材」をみつけよう

以上を参考に、まずはさまざまな敷材にチャレンジしてみましょう。
ケージレイアウトとの相性もあります。
デグーの性格も大きく影響します。

いろいろな敷材に興味を持って、なんでも口に入れてしまうデグーもいれば、どの敷材にも無関心なデグーもいるでしょう。

また、おっちょこちょい、好奇心旺盛など、性格的に怪我や事故を起こしやすいデグーとそうでないデグーでも敷材の選択肢が変わってくるでしょう。
さらに、飼い主さんのライフスタイルも関係してきます。
敷材の価格、清掃の頻度、ケージの置き場所なども考慮しながら敷材を選び、状況に合わせて使い分けるといいでしょう。

我が家のケージ敷材例

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筆者は、上に紹介した敷材の半数以上の使用経験があります。
最終的に、現在、飼育しているデグーの敷材は「クラフト紙」に落ち着きました。

ケージの1/2サイズの紙を2枚敷いています。
汚れの程度に合わせて、1/2枚だけ取り替える時と全面取り替えるときがあります。
デグーは決まった場所で排尿する習性があるため、通常は、1/2枚の交換で済みます。

朝、クラフト紙を敷いておくと、デグーが自分で常設の砂浴び容器から古い砂を掻き出して敷いてくれます。
その後、砂浴び用の新しい砂を補充しています。
半日もすると、牧草フィーダーから細かい牧草や食べ残しが落ちて、紙+砂+草の3層敷材の完成です。

ここに自家製おやつミックス(といっても市販品を混ぜたものですが)や木枝、殻付き木の実などを日替わりで播きます。
選り分けて食べている時間が長いため、ケージをガジガジ齧ることもほとんどなくなりました。

ただし、水分を含んだ生牧草や野草は、砂と混じらないよう、衛生面を考えてケージ2階に設置した別容器で与えています。
メッシュすのこの下の引き出し部分には、時々コーヒーかすを入れていますが、入れなくても尿臭はほとんど気になりません。

以前飼育していたデグーは遠くまで砂を飛ばしました。
紙を食べてしまうデグーもいました。
布からほつれた糸が足にからまってしまったこともあります。

筆者の飼育環境に限定すれば、紙+砂+草がベストな敷材といえます。
試行錯誤して、「これだ」という敷材の組み合わせに出会ったら、ぜひ情報をシェアしていただけると、お互い参考になると思います。

逆に、「ネットで見たから」、「ペットショップで勧められたから」という理由だけで安易に敷材を固定してしまわない方が良いと筆者は考えます。
ライフステージに合わせて食餌内容やケージレイアウトを変えるように、敷材も足の健康状態に合わせて定期的に見直してみましょう。