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多頭飼いデグーの尻尾を守る方法!多頭飼いだとお互いの尻尾をかじる!?

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デグーの多頭飼い

今回は多頭飼いのちょっと困った行動「同居デグーが尻尾を齧る」ことについてお話します。「尻尾を齧るのを止めさせることができた例、できなかった例」、それぞれについて紹介していきます。

 

デグーの尻尾のトラブルは多くみられますが、10匹前後のデグーと暮らしている我が家では、同居デグーが尻尾を齧ってしまう問題が起きました。この困った行動をするのは、ココ(親)とモモ(子)のデグー親子、そしてリン(親)とノン(娘)(子)のデグー親子です。(執筆者:上田絵美

どんどん短くなる尻尾の謎!

デグー同士が尻尾を齧る?

ある日、ふと見るとココ(親)の尻尾の先のフサフサがなくなっていることに気が付きました。「換毛期かな?」初めはその程度でした。しかし、次第に尻尾の先は丸くなり、触るとザラザラとしていて毛がないことに気づきました

そして、それは日を追うごとにどんどん短くなっていき、尻尾の先から血が滲んでいるのを発見しました。最初はケガでもしたのかと心配しましたが、本人は痛がる様子もなかったので、しばらく様子を見ることにしました。

尻尾を齧っていた犯人が発覚!

デグー同士を尻尾を齧っていた!

そして決定的な瞬間を目撃します。なんと!モモ(娘)がココ(親)の尻尾を齧っていたのです。デグーが尻尾を齧ることはよくあるので、自分で齧っているのかも!?そんな疑いはありましたが、まさか娘が尻尾をかじっていたとは!まるで「赤ちゃんが指しゃぶりをしている」光景でした。

本人のココ(親)は平気な顔してましたが、傷口からバイキンが入らないか気掛かりでした。化膿しないかも心配でしたが、モモ(娘)が頻繁に齧っているので薬も塗れません。仲良し親子を引き離すのは忍びないですが、ココ(親)の尻尾の存続が危ぶまれるので引き離すことにしました。

しかし、ココ(親)の落胆ぶりが酷く、仕方なく再び同居させました。尻尾を守るために取った方法ですが、この方法はうまくいきませんでした。その後も、尻尾を齧られようが一切怒ることなく、されるがままのココ(親)でした

子供を目の中に入れても痛くないと言うのは、人間もデグーの世界も同じなようです。母親の深い愛情を前に見守ることしかできませんでした。ココ(親)の娘に対する愛情は、亡くなるまで決して変わることはありませんでした。

娘の尻尾で遊ぶ困った母さん登場!

デグーの親子

ココ(親)とモモ(娘)の親子とは対照的だったのがリン(親)とノン(娘)の親子です。リン(親)は好奇心が強く、母親になっても甘ったれで、いつまでたっても子供のままです。

一方のノン(娘)は、そんな母親を見て育ったせいか、常に冷静で冷めたところがあるデグーです。そんな親子の困った行動は、母親が娘の尻尾をおもちゃにすることです。

リン(親)は遊び上手ですが、娘の可愛い尻尾もおもちゃにしてしまうのです。ノン(娘)は、リン(親)におもちゃにされる度に泣き叫び、その度に飼い主のカミナリがリン(親)に落ちます。

しかし、一向にやめる気配もなく、ますますノン(娘)は泣き叫ぶばかりです。ノン(娘)の悲痛な泣き声に、何とかしなければと、策を練ることにしました。

娘の尻尾を守る作戦、大成功!

そこで思いついた作戦が2つ!

  • 1タマタマプロジェクト
  • 2リンリンプロジェクト

タマタマプロジェクトはガチャガチャのカプセルにヒモを通し、上からぶら下げるだけです。これでノン(娘)の尻尾が守られるか半信半疑でしたが、遊びたがりのリン(親)はこれに飛びつきました。

リン(親)がこれで遊ぶ姿は、さながらボクシングのスパーリングです。すっかりタマタマに心を奪われたリン(親)は、ノン(娘)の尻尾で遊ばなくなり、この作戦は成功に終わりました。ただ、この遊びにいつ飽きるか分かないので次の手も考えました。

デグーの遊び道具

リンリンプロジェクトはベルがついている鳥用おもちゃで興味を引きます。案の定これにも飛びつきました。タマタマを激しくスパーリングしたあとは、勝利のベルをリンリン鳴らす。揺れるのが楽しいのか、音が鳴るから楽しいのか。毎日飽きずに遊んでいます。

ベルが激しく鳴るたびに、呼ばれているような気がして落ち着きませんが、ノン(娘)の悲痛な叫びを聞くことはなくなりました。こうして、タマタマプロジェクトとリンリンプロジェクトのおかげで、ノン(娘)の尻尾は守られたのです。

デグーと暮らす上で大事なのは、ちょっとした生活の変化や工夫です。 今回の方法は一例ですが、齧り癖でお悩みの場合は、一度試してみてはいかがでしょうか。

編集後記

今回の記事をご覧いただくとわかると思いますが、デグーはかなり個体差がある小動物です。Web上には色々な情報があり、本ブログでもデグーの飼育について発信していきます。

ただ、それは必ずしも正解ではりません。少しでも違うと思ったら、その子にあった飼育方法をしてあげてください。