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はじめてのデグー。飼い方は?慣れるって本当?すべて伝えます!

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初めてのデグー

デグーを飼いたいと思ったとき「自分できちんと飼えるか」、「デグーが病気になったらどうしよう」など、たくさんの不安を覚えると思います。その不安を少しでも解消できるように、「デグーがどのような動物なのか?」、「飼育道具はどんなのが必要なのか?」、紹介していきます。

私がはじめてデグーをお迎えしたのは2014年でした。当時はデグー本が発売されていなかったので、飼育についてペットショップの店員に聞いたり、ネットで調べたりしました。デグーと暮らしはじめてから数年経ちますが、今でも「?」と思える行動がたくさんあります。

デグーとの出会い

ただ、そういうことに一つ一つ向き合い、たっぷり愛情を注げば、デグーはきちんと応えてくれる動物です。これまでの飼育経験から、デグーをお迎えするときのポイントを紹介していきたいと思います。

 

デグーってどんな動物?

デグーマウスと呼ばれる事があり、ネズミに間違われることがありますが、ネズミではありません。それではどこからやってきて、どんな性格や習性があるのか?まずはデグーがどんな動物なのか知っておきましょう。

アンデス原産のげっ歯類です

デグーは南米チリの中部高地、アンデスの標高1200m以上の山々に生息しているげっ歯類です。5~10匹の群れで、山の岩場や斜面に穴を掘って生活をしています。アンデス山脈は乾燥しており、気温は25度程度までしか上がりません。そのため高温多湿は苦手です。

性格は臆病なところがあります

臆病なデグーもいます

げっ歯類に多くみられるのが、臆病でデリケートな性格です。デグーも例外ではありません。嫌がる個体をムリにつかもうとすると、大変なストレスを感じますので絶対にやめてください。

デグーと暮らしはじめたら、デグーから飼い主に向かってきてくれるのを待ちましょう。少しずつ優しく接することが仲良くなれる秘訣です。聴覚が発達しているので、大きな音は苦手です。何かに警戒すると匍匐前進することもあります。

臆病ですが人に慣れます

臆病な性格をよく理解し、驚かせたり叱ったりしなければだんだんと慣れていきます。最初のうちは手でペレット(餌)を渡していると慣れやすくなります。信頼関係を築くためには、焦らないことがポイントです。

オヤツをあげるときは、手の上であげることも仲良くなる秘訣です。慣れてきたら優しくハンドリングをしてあげましょう。ただ、触られるのが嫌いなデグーもいるので、そういう子には控えるようにしてください。

手先が器用です

デグーは5本の指を持ち、餌も手でつかんで食べることができます。食事をするときはこのポーズをすることが多いです。デグーは本当に器用で、遠くにある餌を「熊手のような道具を使って取ることができるか?」という研究があったくらいです。

ペットショップではじめてデグーを見たとき、食事中のデグーに心を奪われ、一緒に暮らすことを決めました。一緒に暮らしはじめてからも、デグーの器用さや頭の良さに驚くばかりです。

よくおしゃべりします

もともと群れ同士でコミュニケーションをとるため、歌うような不思議な声を出します。ときには飼い主さんに話しかけることも。怒ったときは大きな声をだします。喜怒哀楽がハッキリしているので、一緒に暮らしているとデグーの気持ちがわかるようになってきます。

多頭飼いもできる

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デグーは複数匹で一緒に飼うことも可能です。相性もあるので、それぞれの性格を見極めて多頭飼いしましょう。喧嘩ばかりする場合はケージを分けます。仲良くなると、お互いをグルーミングする姿がみられるかもしれません。
(参考:デグーの多頭飼い

デグーの飼育、どんな道具が必要?

デグーが快適に過ごせる道具を揃えてあげましょう。ケージ、寝床、水を入れる給水器エサ入れなど、最初に揃えるべきものはたくさんあります。私がデグーをお迎えするとき、必要なものをすべて買ったら4万円前後でした。

デグー用品一式はAmazonでも揃えることができますが、ペットショップで実物をみたほうが実際の大きさやイメージがわかって参考になります。とくにケージは部屋の一部に置き続けることになるので、実際に見たほうがイメージしやすいと思います。
(参考:デグーをお迎えする前に知っておきたい!デグー飼育のために用意すべき物

ケージはどんなものがいい?

デグーは50cm程度ジャンプする動物です。ハムスターを飼う小さなケージはデグーに不向きです。高さ、広さのあるケージを用意してあげましょう。

ケージは「水槽タイプのケージ」、「ワイヤータイプのケージ」があります。それぞれのメリット、デメリットなどの詳細は、以下の記事をご覧ください。
(参考:デグーをお迎えする前に知っておきたい!デグー飼育のために用意すべき物

ケージの床には、ネットを置かないほうがいいですか?
ネットを使用することでフンや食べこぼしが下に落ちるので、掃除が楽です。しかし、デグーの足には優しくありません。ネットは外し、牧草や小動物用のチップを敷いてあげてましょう。

その他、必要なものは?

  • 1ケージに取り付けられるタイプの給水ボトルを用意しておきます。
  • 2エサ皿はデグーが暴れてもひっくり返らないように、ケージの隅に設置できるものや、陶器のお皿が安定するのでオススメです。プラスチック製は、デグーが齧って壊してしまうことがあります。
  • 3デグーは歯が伸びてくるので、齧り木を齧らせて歯を一定の長さにキープしてあげましょう。
  • 4デグーが落ち着いて休める巣箱やベッドを用意します。
  • 5デグーは回し車で遊ぶのが大好きです。運動不足にさせないためにも置いてあげましょう。
  • 6これらの詳細についてはこちらの記事に載せています。

砂浴びをさせてあげましょう

デグーは砂浴びをすることで、体や皮膚の汚れを落とします。また、砂を掘ることでストレス解消にもなります。デグー用の砂は、販売されている物を使ってください。衛生的な問題があるので、公園や砂浜にあるような外の砂は使わないでください。

砂を入れる容器は、専用のものが売られています。プラスチックなものはすぐボロボロになってしまいます。
(参考:デグーの砂浴びについて!デグーの健康のために知っておきたいこと

デグーは何を食べる?

デグーは草食動物なので、お肉やお魚は不要です。デグーマウスと呼ばれることがありますが、ネズミではないのでハムスター用の餌も身体に合いません。牧草やデグー用の餌を買ってあげましょう。

我が家ではチモシー(牧草)を食べ放題にして、少量のペレットをあげています。チモシーは歯が伸びすぎるのを防止する効果があります。好きなだけ食べさせてあげてください。

デグーを飼う時に注意することはある?

デグーの注意点

デグーはデリケートな生き物です。温度管理や食事など、飼育する上で注意すべき点がたくさんあります。デグーと暮らす前に知っておきたいこと、一緒に暮らしてからも必要になってくることを紹介します。

尻尾は持たないで

捕まえようとして思わず尻尾をつかんだ!これでは尻尾が取れてしまいます。骨を残して皮だけがすっぽり抜け、痛々しいことに・・・デグーの尻尾は、こんな簡単に取れてしまうんです。

デグーの怪我で出血することも多く、断尾手術を受けることがあります。尾をつかんだり、また踏んだりしないように気を付けましょう。とくに部屋の中で遊ばせるときは注意してください。
(参考:デグーの尻尾が切れた!我が家の対処法【体験談】

糖尿病に注意

デグーは、糖分の代謝が低いという特徴があります。甘いドライフルーツなどを与えていると糖尿病になる危険があります。うちはエン麦大麦をほどほどにあげています。

チョコレートやクッキーなど、人間のおやつは絶対に与えてはいけません。脂質・糖分・塩分の摂り過ぎとなってしまいます。また、ネギなどの野菜類も与えてはいけません。基本的には人が食べるようなものは与えないようにしてください。

デグーに与えてはいけないもの、おやつの量などは飼い主が調整してあげないといけません。デグーは草食動物であり、本来は果実など食べないので、与えないようにしましょう。

糖尿病が悪化していくと体重も減少していきます。食事管理と合わせて体重管理もしてあげてください。デグーの健康を知っておくためにも必要なことです。
(参考:デグーの体重、なぜ測るの?デグーの健康のために知っておきたい測定値の解釈について

温度・湿度管理が大事

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デグーは高温多湿が大の苦手です。夏場はエアコンで涼しくしてあげましょう。20度以下になる冬場は、エアコンやペットヒーターなどで保温します。とくに高齢のデグー、幼いデグーは、温度管理を慎重にしてあげてください。

デグーがいる部屋には、温度計を設置することが必須です。気温調整が間違っていると体調を崩してしまいます。暑い時の合図、寒い時の合図、デグーが出しているサインを見逃さないでください。
(参考:デグーの気温対策(暑さ・寒さ)

病院を探しておく

デグーはエキゾチックアニマルとなり、診てくれる動物病院も少なめです。
また、デグーの診察をしたことがない病院も多く、担当してくれた方にデグーの診察経験があるかチェックする必要があります。

動物病院はデグーを飼っている人に聞いたり、ネットで調べておきましょう。見つけたら健康診断をしてもらい、病院にも慣れておくほうが安心です。何かあってから診てもらうのではなく、その病院がデグーに詳しいかチェックしておく必要があります。
(参考:デグーの動物病院選び5つのポイント!かかりつけは2軒あると安心

さいごに

デグーとの暮らしをはじめたら、TwitterやInstagramなどのSNSでデグー友達を作り、情報交換できる環境を作っておくことをオススメします。犬友や猫友と違い、身近にデグーを飼育している人はなかなかいないものです。

Twitterのタイムラインがデグーの写真で溢れていくのは、幸せを感じますよ。
そして、本当に色々なデグーがいると感じることができます。見ているだけでも癒されるデグー、縁あって一緒に生活することになったら、大切に育て、最後までしっかり面倒をみてあげましょう。