デグーと暮らすライフスタイル

デグーと暮らしている飼い主のブログです。デグーの飼育、デグーの魅力を中心として、小動物やエキゾチックアニマルの生態、動物愛護やペットの飼育について紹介していきます。

デグー飼育方法や魅力を発信するブログです。
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本当にあったペットショップのトンデモクレーム!飼い主が考えるべきマナーとは?

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デグー

ペットを飼う人にとって、ペットショップは身近な存在ですよね。私は数年前、ペット用品を扱うお店で働いていました。そこのペットショップは、生体(実際の動物、犬や猫、小動物など)の扱いは基本的にはありません。

例外として、期間限定で観賞魚やカブトムシなどを扱うことはありましたが、基本的には生体を扱うペットショップでした。同じ敷地内には「生体販売店」「動物病院」「ペットサロン」などがありましたが、これらは実はグループ傘下というだけで、スタッフも勤務体系も、何もかもが別なのです。

退職をするまで、良くも悪くも毎日が発見と驚きの連続でした。意外だったのは、スタッフはけっこう体力勝負だということです。
そして、理不尽なクレームの多さです。

今回はそんなクレームの中から、「小動物オーナーさんからのクレーム」を紹介します。これらを通して、いま一度「飼い主とはどうあるべきか」考えてみていただけたら幸いです。
(執筆者:rubia_cat:ペットショップ販売員)

 

チモシー返品依頼のクレーム

チモシー

チモシーは、デグーなど小動物の飼い主にとって必須アイテムのひとつですよね。そんなチモシーの袋を持参して、Aさんはこう言いました。
「うちの子、これ好きじゃないみたい。あんまり食べないから、交換してちょうだい。」

お気持ちはよーくわかります。ペットは言葉を話すわけではありませんから、あげてみないとわかりません。結果「これは失敗だった」というのはすべてペットオーナーの「あるある」だと思います。

しかし、結論から言えば、そのチモシーは当店で買ったものではありませんでした。購入したというその店は、ウチの系列店ですらなく、当店には、ただ「家から近い」という理由で来店されたようです。

さらに、袋の中に残っていたチモシーは、ほんのわずかでした。よくよく聞いてみれば、「食いつきがイマイチ」程度で、結局食べてはいたようです。残量の問題ではないのですが、さすがに呆れました。

「チモシー自体に欠陥や異物混入があったわけではない」という点は、Aさん自身も認めていましたので、返品・返金に応じられる要素はまったくありませんでした。例えどんな理由であれ、そもそも他店での購入商品を返品対応することは不可能です。

 
 
 

そうでなくとも、理由が「自己都合」、なおかつ「開封済み」では返品対応してもらえる確率は、はっきり言って絶望的です。それを認めてしまえばお店はつぶれます。

結局この日、Aさんの説得には3時間近く要しました。納得してくれたというより、「このスタッフにこれ以上ねばってもムダ」と判断された様子でした。

うちの子、太った?というクレーム

太った?

こちらは、デグー飼いBさんのエピソードです。怒鳴るように言い放ったのは、
「うちの子が太ったのは、ここのスタッフのせいだ」、「どう責任とってくれるんだ」という内容でした。

どうやら「デグーにあげるおやつは何がいいのか?」を相談したとのこと。対応したスタッフは、乾燥キャベツや乾燥にんじん、アルファルファやひまわりの種などの商品を紹介し、Bさんはその中からいくつかを購入されたそうです。

そして、最近デグーが太ってきた。あのスタッフに騙されたと怒り心頭でした。Bさんの言い分としては、「ここで薦められて買ったおやつをあげるようになってから急に太ったのだから、店が悪い」とのことです。さらに詳しく聞くと、以下のような飼育状況でした。

Bさんの飼育状況

  • それまではおやつをあげたことはなかった
  • おやつは、欲しがる分だけあげていた
  • 「回し車」などは設置していない

こちらの記事「はじめてのデグー。飼い方は?慣れるって本当?すべて伝えます!」にも書いてあるとおり、デグーは回し車が大好きです。運動不足の解消がどれほど大切なことなのか、おやつの適量とは何か、念のため病院へも行くように」と、とにかく説明をしました。

Bさんは最初こそ怒っていたものの、けっきょく回し車を購入して行かれました。その後、素直にきちんと病院にも行き、医師の指導を受けて、デグーはゆっくりと健康的に痩せていっていたようです。

「急激に太った」というのであればまずは病気や妊娠を疑ってみるのが先決です。また、肥満状態は足に負担がかかったり、糖尿病など他の病気を誘発する可能性があります。きちんと病院で見てもらうことが望ましいです。エサのあげ過ぎ、運動不足にはくれぐれもご注意を。

飼い主が考えるべき「マナー」とは何か

ペットの飼い主

飼い主にとって、「うちの子」は本当にかわいいものですよね。姿かたちや鳴き声・しぐさ、そのすべてを溺愛している人も少なくありません。それ自体は、決して間違いでも特異なことでもありませんし、むしろとてもいいことだと思います。

しかし、Bさんのようにペットへの愛はあっても、勉強不足な方をよく見かけました。それはペットとしてはメジャーな犬や猫の飼い主でも同じです。

もちろん、一緒に暮らしていくなかではじめて知ることもありますし、本やネットの情報だけでは「わからないこと」「共感できないこと」も実際にあるのはたしかです。それでも、まずは情報収集をして、ペットに対する正しい知識を身に付けて欲しいと強く思います。

とくに、デグーは食事に関して非常にデリケートです。「与えてはいけないもの」「注意すべきこと」を情報収集しておくが必要です。そして、対応してくれる動物病院が少ないので、事前に調べておくと安心できると思います。

ペットショップスタッフが飼い主に考えてほしこと

飼い主として、時には失敗や知識不足も受け入れながら試行錯誤していくこと、しつけや体調管理にも気を配ること、最後まで責任を持って愛しぬくこと、そしてそれを周囲に強制しないこと。それが「飼い主に考えてほしこと」です。

ちなみに、スタッフが常に正しいとはかぎりません。反論や疑問、質問があれば、言っていいと思います。でも、あまり怒鳴ったりせずに、できれば穏便に言ってもらえたら、元スタッフとしてはとても嬉しく思います。