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ペット消臭剤の選び方!スプレータイプと置き型はどちらがおすすめ?

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ペット消臭剤

ペットとの暮らしで気になる「匂い」。消臭剤がほしいけど、ペットへの安全性やコストを考えると、どれを選べばいいか悩んでしまいますよね。

「ペット消臭剤はペットや人に安全?」
「あまり値段が高いのはちょっと・・・」
「匂いがきつい消臭剤は使いたくない」

私は猫を飼っているのですが、トイレの匂いはやはり強烈です!明け方、猫のトイレタイムに目覚めることも。

さらに、うちの猫は気に入らないことがあると布団の上で粗相することもあり、消臭剤は必須です。しみこんだ尿の匂いは、かなり手ごわいですよね。

こんなときに欲しかったのは「すぐ匂いが消える消臭剤」。モルモットも飼っていたときは、敷材をこまめに掃除してもなんとなく匂います。夏場は特に「草食動物でも匂いはけっこう強い」ということを実感しました。

TORU
TORU
あまり臭わないデグーですが、真夏時期は気をつけないとケージや敷材から匂ってくることがあります。(参考:デグーの消臭・防臭・除菌対策

いくつか消臭剤を購入してみたのですが、次のような問題があってなかなかよいものに巡り合えませんでした。

消臭剤のポイント

  • 置き型は猫が倒す、いたずらするなど心配があった
  • 「自然派」と書かれた消臭剤のなかには、あまり消臭効果がないものがあった
  • 消臭剤の香りに、頭が痛くなった
  • ペットや人間への影響が気になり、数回使っただけで終わった
  • スプレータイプの消臭剤が家具にかかって変色してしまった
  • 効果があっても値段が高いものは、続けるのは大変

ここ最近でようやく納得のいくものに巡り合えた気がします。そこで自分のニーズに合った消臭剤を選ぶにはどうしたらいいか?私自身の経験を踏まえ、ペットの消臭剤について調査しました。

消臭剤を効果的に活用するためにも、「ペット消臭剤の選び方・ポイント」を紹介していきます。(執筆者:伊藤悦子

 

ペット消臭剤を選ぶ5つのポイント

今までたくさんのものを使ってきましたが、ペット消臭剤選びのポイントは次の5つです。飼い主とペットが快適な空間で生活をするためにも、以下の点について詳しく紹介していきます。

チェックポイント

  • 1消臭剤は4つの作用を確認して選ぶ
  • 2人にもペットにも安全
  • 3消臭剤そのものの香りがきつすぎない
  • 4家具や衣類に影響がない
  • 5継続して使える価格である

1.消臭剤は4つの作用を確認して選ぶ

一般的な消臭剤は「化学反応」「物理的消臭」「匂いを匂いで消す」「生物的な消臭」、これら4つの作用を組み合わせて作られています。「化学反応」+「匂いを匂いで消す」など、4つの作用を組み合わせているペット消臭剤もあります。

化学反応で匂いを消す

臭気物質(化学反応)を用いて、無臭物質や匂いの少ない物質に変化させる方法です。中和反応や酸化還元反応を利用します。「木酢液・クエン酸・重曹・ポリフェノール」による消臭も「化学反応」によるもの。

ここ数年よく見かける光触媒による消臭は、酸化チタンが紫外線を吸収したときに生じる酸化還元反応を利用した消臭です。

小さなゼリーが入っている置き型も、化学反応によって中和しています。

物理的な消臭

消臭剤の表面にある多孔が匂いを吸収するタイプ。活性炭やシリカゲルがよく知られています。ある程度日数が立つと吸収力が低下してきますが、再利用できるタイプもあります。

生物的な消臭

抗菌剤や除菌剤を利用して「生ごみの匂い」「ペットや人のトイレの匂い」「体臭」など雑菌が原因の匂いを消臭します。

匂いを匂いで消す

香料が入った消臭剤は、イヤな匂いを消す一時的な効果は高めです。以下2つのタイプがあります。

香料のタイプ

  • 1強めの香料で匂いを消す「マスキング法」
  • 2イヤな匂いを取り込んでいい匂いに変えたり無臭にしたりする「ペアリング」

「ペアリング」はよく使われている消臭方法で、「マスキング」より消臭効果も高めです。(参考:芳香・消臭剤の作用

2.人にもペットにも安全であること

ペット消臭剤の成分は、ペットがなめても安全な消臭剤を選びましょう。置き型タイプは置き場所にも注意が必要です。ペットが倒して中にあるビーズ状のものがこぼれ、誤飲する危険性があります。

「なめても安心」と書かれたペット消臭剤の成分を確認すると、次の原料を使用しているものがありました。

ペットに安心な原料

  • 食品添加物や植物由来
  • 強アルカリ水
  • 水と塩
  • 酵素

消臭&除菌水のようにペットの体を拭くことができる商品もあり、実際どのような商品があるのか紹介していきます。

なめても安心なペット消臭剤

アイリスオーヤマのペット用消臭剤
主要材質は植物由来消臭成分(柿タンニン、さとうきび抽出物)を使用しています。ニオイ菌の繁殖を抑え元から消臭するタイプです。


ブリーズクリア
食品分析センターで安全性を確認してあるペット消臭剤です。汚れを落とすだけでなく、除菌・消臭にも優れた 効果を発揮!原料はアルカリ水のみで、界面活性剤や薬品を含んでいないタイプです。


3.消臭剤そのものの香りがきつすぎないこと

消臭剤の香りは、人によっては頭が痛くなったり気分が悪くなったりすることもありますよね。もちろんペットへの影響も気になるところです。

TORU
TORU
私も消臭剤の香りが得意ではありません。香りが気になる方は、ほのかに香る程度か無臭タイプを選ぶと安心です。

次世代型除菌消臭剤ペットクール
無味・無臭・無揮発・無漂白・非腐食!という商品。Yahooショッピングの口コミも非常によかったです。

4.家具や衣類に影響がないこと

家具や衣類にペット消臭剤がかかっても、「変色・着色」しないものが好ましいです。衣類にしみついた匂いを消すことができるタイプは、使用しても心配がありません。


HUGFAM(ハグファム)
ペットと家族に優しい成分を使用し、ニオイの消臭、菌・ウイルスの除菌、雑菌臭の予防・抑制までカバーしてくれます。

5.お手頃価格であること

消臭剤は継続的に使うもの。たとえ消臭効果があっても、あまりに値段が高いものは続けて使うのも大変ですよね。置き型もスプレータイプも、詰め替えができると便利で経済的です。


JOYPET(ジョイペット) 天然成分消臭剤
あっという間に臭いが消えるという口コミも見かけます。ホームセンターやペットショップでも手に入りやすい猫用スプレータイプです。


「なめても安心」「食品添加物を使用」と表示されたものは、少しお値段が高くなります。「安心して使える」と思えばそれほど高いものではないかもしれません。


ファビュラス・ペット消臭&除菌スプレー
なめても安心の即効消臭です。手荒れや刺激臭がないため、人にも安全なことが特徴的です。

編集長イチオシのペット消臭剤

上で紹介した商品のメリットを多く含んでいるのが「カンファペット」という消臭スプレーです。いろいろ使ってみましたが、今はこちらの商品が気に入っています。

以下記事で徹底解説しているので、よかったらご覧ください。
(参考:カンファペットの記事はこちら)

スプレータイプと置き型は「消したい匂いで使い分け」

お部屋全体の匂いが気になるときは「置き型」を設置してみてください。そそうや排泄あとの匂いをすぐ消したいときは「スプレータイプ」を使用するのが効果的です。

雑菌やウィルスが気になるときは、除菌できるスプレータイプを選ぶと便利です。それぞれにメリット・デメリットがあるので、状況によって使い分けることをオススメします。

置き型タイプのメリット・デメリット

メリット

  • 置いておくだけで消臭できるので手がかからない
  • 部屋や空間を消臭したいときに効果的

デメリット

  • ペットがいたずら・誤食する恐れがある
  • ペットのそそうなど、スポットの消臭は期待できない
  • 香りがするタイプは、好みの香りでないとツライ

スプレータイプのメリット・デメリット

メリット

  • 消臭の早い効果が期待できる
  • 除菌もできるタイプがある
  • ペットの体に直接使用できるタイプは、シャンプーできない時に便利

デメリット

  • ペットや人にかかったとき、原材料によっては影響がでる危険性がある
  • 家具や衣類にかかると脱色など変質する可能性がある
  • 長期保存できない消臭剤もある

ペットと快適に暮らすためにも「匂い対策」を

ペット消臭剤は、飼い主さんとペットの生活を快適にしてくれるアイテムです。

ペットを飼っている家は、こまめに掃除しても匂ってしまうことがあり、飼い主さんのストレスになっていることも・・・。

そういう意味でも消臭剤の存在は欠かせませんが、最近ではたくさんの商品があります。困ったときは、まず「消臭効果が高いもの」「ペットにも人にも安心なもの」を重視してみてください。

そして、好みやお財布状況によって次の3点を考慮に入れてみてはいかがでしょうか

服や家具に影響のないものが欲しい
消臭剤に香りがあるほうがいい、または無臭がいい
高くてもかまわない、またはお手頃価格がよい

また、「置き型はいたずらの危険があるからやめる」など、それぞれの事情をくわえてみてください。「ペット仲間」「かかりつけの動物病院」に、普段どのようなペット消臭剤を使っているか聞くのもおススメです。