2017年、我が家のアイドルのモモちゃん(デグー)が旅立ちました。
ほんの数日前まで元気に走り回っていたのに、異変を感じてからあっという間の出来事でした。
デグーの寿命は6~8年だと言われています。デグーとの楽しい時間を過ごせば過ごすほど、ずっと一緒にいられるような気持になりますよね。
ですが「その日」は突然やってくるのです。
私たち飼い主は、「デグーの死」とどのように向き合えばいいのでしょうか。
今回はその小さな命に「どのように向き合ったか」をお話しします。
(執筆者:hanatorapooh)
留守中に起こったこと
3年前、我が家にはじめてのデグーの赤ちゃん(モモちゃん)が生まれました。
ママが甘やかして育てたせいか、ビビリで人一倍甘えん坊な性格でした。
昨年ママが亡くなった時、その悲しみからほとんど飲まず食わず、一週間ほどうずくまったまま過ごしたこともあるメンタルの弱さも持っています。
私はそんなモモちゃんのママ代わりとなり、この一年たくさん甘えさせてきました。
お友達のぬいぐるみのクマちゃんを触るだけでヤキモチを炸裂する、本当にかわいい子でした。
そんなときに岡山の実家の処分が決まり、やむをえず家を5日間程あけることになったのです。デグー兄弟が側にいるし、留守の間は旦那が面倒をみてくれるので5日間なら問題ないだろうと軽い気持ちで帰省しました。
しかし、それが悲劇につながるとは思いませんでした。
デグーモモちゃんの最期の7日間
─2017年6月7日(水)
岡山の実家を処分する事になったので、荷物の整理をするために岡山に行きました。その間の世話は旦那が担当。
─2017年6月11日(日)
岡山から19時頃に帰宅し、モモちゃんが駆け寄ってきて、いつもと同じくマッサージのおねだりをしてきました。
たっぷりマッサージしたあと、普段通り砂遊びをさせ、ご褒美のオヤツをあげました。
しかし、なぜかオヤツに見向きせず。
今までに一度もこんな事はありませんでしたが、変わった様子はなく元気にホイールを回しています。
以前の記事で 「何を差し置いても、これだけは絶対に食べる!といった大好物を見つけておくのは必要なこと」と書きましたが、これが異変を感じるきっかけとなりました。
(参考記事:デグーの食事とストレスフリーな飼育方法)
5日間面倒を見てくれた旦那に確認しましたが、金曜日まではオヤツを食べていたとのこと。(旦那も10日(土)の朝に手伝いに来たので、10日の夜の様子はわからず)
岡山から飼い犬を連れてきたので犬がデグーケージをクンクン。
デグーたちは大騒ぎをするも、モモちゃんのケージは上段なので直接のぞかれたりはしていません。
─6月12日(月)
会社は定休日です。朝から岡山から荷物が届いたり、市役所に親の転居届を出しに行くなどバタバタしていました。日中はデグーたちの様子を見られませんでした。
犬がデグーを気にするので、すべてのデグーケージを二階の部屋へ移動しました。
夜はいつも通りに遊んであげると喜んでマッサージをねだるが、やはりオヤツはいらないという。このときモモちゃんは以下のような様子でした。
- フードがあまり減っていない
- 水を飲んでいる姿が確認できず
- ウンチが小さい
得体のしれない不安がよぎりました。
─6月13日(火)
今日から出勤です。朝、出勤する前に様子を見たらとくに変わった様子はないが、やはりフードと水が減っていません。大好きなオヤツもそのままだ。何かがおかしい。
会社から以前に診てもらった病院に電話するも、午後は休診。
仕方なく翌日の夕方の予約を入れる。夜もこころなしか元気がない。
いつもなら、見て見て~と言わんばかりにホイールを高速回転するモモちゃん。
けど、今日は走ってもすぐにやめてしまいます。
流動食も嫌がって食べようとしないので、これは本当にマズイと感じました。
─6月14日(水)
会社は急遽休みをもらい、午前中の診察に変更して急いでモモちゃんを病院に連れて行きました。
しかし、昨日よりもさらに元気が無くなっていました。
普段は体を掴む事をひどく嫌がるのに「暴れる気力が無いのか」診察台に乗せる時もおとなしくされるがままです。
先生には以下のことを伝えました。
- 食事、水、オヤツなどが減らないこと
- ホイールもあまり回さず、元気が無いこと
先生は何度も触診をしたり、口の中をのぞいたりしたが、とくに異常が見られないとのことでした。
モモちゃんはママが亡くなった後、喪失感から一週間ほとんど飲まず食わずだった過去があります。今回もメンタル的な事なら心配ないのですが・・・
前回診てもらったときに、歯があまり良くないとの診断を受けていたので、歯ではありませんか?と尋ねてみたが「原因はそれではない」との答え。
鼓動の早さが気になる以外は、問題なしということだった。ひとまず点滴を入れ、様子を見る事に。
流動食はまだ食べさせず、水分(甘いシロップを混ぜた水など)と好きな物を与えてくださいと言われる。
ああ、困った・・・大好きなオヤツを食べようとしないから、ただごとではないのに。
どうやって好きな物を食べさせたらよいのか。ひとまず、言われたように薄い砂糖水をつくり、嫌がるモモちゃんに数時間おきに与えました。
祈るように体をさすってあげる。体は辛そうにしているものの、マッサージが嬉しいのか腕をあげたりニヒッをしたり。
夜間も数時間おきに水を飲ませたが、素人目に見てもぐったりしているのがわかる。
朝方、容体が急変する。
セカンドオピニオンという選択
─6月15日(木)
朝方、モモちゃんが口呼吸をはじめた。
これはモモちゃんのママが最期の時に見せていた行動です。
一旦出社し、すぐに早退しました。容体が急変したら、すぐに病院へ連れてくるよう言われていたが、私は迷わず別の病院に行く選択をしました。
以前から気になる病院を見つけていたが、クチコミの評価が極端に分かれていて行くのをためらっていた病院です。動物病院を選ぶ際、どうしてもクチコミに頼らざるを得ません。その病院を仮にB病院とすることにします。
B病院の評価
- 先生はかなりの変人
- 小動物に詳しく腕はよい
- 口が悪く横柄な態度を取る
今までの動物病院を仮にA病院としますが、以下のような評価です。
- A病院は先生が優しい
- 親切丁寧に教えてくれる
このように評価が高いです。
しかし、飼い主の直感がA病院の先生の診断ミスだと確信しました。
すぐにB病院に電話をして診てもらうことに。
A病院は施設が整った綺麗な病院だったが、B病院は薄暗くかなり古い。患者は誰もおらず、待ち時間はなかった。
診察室に入ると、小汚い格好をした先生が何も言わずムスッとした顔で突っ立っています。「どうしました?」と聞いてくれるのが普通だと思っていた私は、どうしたらよいのかわからず戸惑いました。
意を決してモモちゃんをキャリーから出し、診察用のプラスチック容器に入れ「お願いします」と頭を下げる。先生はしばらくそのまま何もせず、モモちゃんを凝視していたが突然せきを切ったようにしゃべりはじめた。
あまりにもびっくりし過ぎて内容はハッキリと覚えていないが、げっ歯類の飼い方について怒っていたようだ。モモちゃんを入れてきたキャリーカゴを見たからだろう。口調を強めて以下のことを言いました
- 中に入っている布は誤飲誤食の可能性がある
- ワイヤーを齧ると歯が変形し死に至ることもある
たくさんの布はモモちゃんを温めるために入れたと説明したかったが、伝えるのをやめました。今は何を言っても、分かってくれないような気がしたからだ。
ひとしきり説教をして気が済んだのか、モモちゃんを診察してレントゲンを撮る。
診断の結果、歯の炎症が鼻腔を圧迫し、口呼吸による腹部膨張になっているということがわかった。
「昨日の診察で何も治療を行わなかったのか?」
そのように聞かれ、点滴(栄養剤)だけだと答えると先生は舌打ちをする。
「こんな小さな体、触診だけでわかるはずがない。」
苦しそうなモモちゃんに、先生は優しく撫でながら「頑張れ!」と声を掛けた。
この先生は口が悪いだけで、動物が本当に大好きなんだと直感しました。
歯の炎症を抑える注射をすると、お腹にたまった空気を出すために流動食を与えるようにと指示されました。
「昨日は食べさせるな、今日は食べさせろ。」
戸惑う私に、「腸を動かすためには食物繊維しかないだろ!」と先生が一喝する。
たしかに腸を活発にさせるためには、適度にお腹のマッサージをして暖めるしか方法がない。鼻の通りを良くするための点鼻薬と整腸剤をもらい、翌日の予約を入れる。
「暑い日中に連れて来るのではなく、涼しくなってから来なさい」
帰り際にそう先生がいった。
口や態度は悪いが、弱った動物を思いやる優しい先生なんだと確信しました。
デグーの介護をするということ
自宅に戻り、流動食を作ったら少しだが自分から食べに来てくれた。
一番大変だったのは点鼻薬だ。デグーの小さい鼻に落とすのは至難の業であり、何より苦しそうにするモモちゃんを見るのツライ。
私はクーラーをつけるのをためらっていた。クーラーの冷たい風はモモちゃんの体温を奪いかねない。6月の時期の温度管理が一番難しい。
他の子達もいるので、扇風機で風を循環し、室温を下げるしかなかった。
私は手のひらサイズの小さい湯たんぽにお湯を入れ、タオルでくるみ、モモちゃんの体の下に置きました。
体を温めてはおなかをマッサージし、頭を撫でたり手をさすったり。
しばらくすると暑いのが嫌なのか、寝る場所を変えていました。(その度に湯たんぽも一緒に移動させました)
この時のモモちゃんは、呼吸は荒いけど自力で動くことが可能で、私がケージをのぞくたびにヨロヨロと寄ってきてはマッサージをおねだりする。
このままよい方向に向かってくれればと、祈る気持ちで数時間おきに流動食を与え続けました。
─6月16日(金)
今日は仕事を休んで自宅でゆっくり看病。昨日に比べると、流動食に興味を示さなくなります。毛布にウンチらしきものはついているが、どれも不揃いでつながっているような小さいものばかりです。
もう何日も形のよいウンチをしていません。そういえば、あまりケージ内を動き回ったりしなくなった。手のひらに乗せても動こうとしない。
数時間おきに湯たんぽを入れ直し、お腹をマッサージし、モモちゃんを励ましづづけました。夕方に診察しましたが、状況はあまりよくない。
やれることはすべてやろうと、ありとあらゆる方法を提案していただきました。
その中から点鼻ではなく薬剤が入った煙を箱の中に充満させ、その中にモモちゃんに入ってもらい、「直接煙を吸うことで呼吸を楽にする治療法」を試しました。
似たような症状の子が、これで楽になった事例があったとのことです。
モモちゃんが流動食に興味を示さなくなったと伝えると、先生はミルクを作ってくれました。モモちゃんに与えた後、そのままそのミルクが入ったシリンジを私に渡します。
まずい流動食より、甘いものが欲しくなる時もあると先生は笑った。モモちゃんは、大の甘党だ。
1流動食を食べさせるときは身体を持ち上げて仰向けにし、流動食を口の中に入れたらすばやく体制を戻し、下におろしてあげるとよいと教えてくれました。
仰向けにしたまま食べさせると、誤嚥(ごえん※肺などの別の器官に入ること)する恐れがあります。これはうさぎの介護の時にも同じことを言われた記憶があります。
モモちゃんの状態があまり芳しくない事は、素人でもわかりました。
一番恐れていたのは、先生の口から「もう、治療をやめましょう」と言われることだ。
今までに何度となくその場面に遭遇してきたが、「可能性がゼロでなければ希望を捨てず治療して欲しい」と、いつも切に願っています。
しかし現実は残酷で、先生から治療中止を言われる度に自分の限界を感じます。
気休めだと分かっていても飼い主は諦めたくありません。
でもこの先生は今までの先生と違いました。
明らかに昨日より弱っていても「方法がゼロでない限り手を尽くす」それが先生のやり方でした。
奇跡を信じて、明日の予約をして自宅へ。
薬煙を吸ったモモちゃんは、こころなしか顔つきが穏やかになっていた。
気が付くと、あんなに苦しそうだった口呼吸をやめ、鼻呼吸をしている。
薬が効いたようだ。その反面、ぐったりとしたまま身動きをしなくなった。
流動食を食べさせるために体を持ち上げても、だらんとしたままです。
シリンジを口の中に入れてもまったく口は動かず、ただ流し込んでいる状態です。
もうこのころには体をマッサージしても腕をあげることはなく、ニヒもしません。
でもきっと気持ちがいいだろうと信じてマッサージをし続けた。
危篤状態のデグーと向き合うこと
─6月17日(土)
夜中、数時間おきくらいの割合で流動食を飲ませるが体はほとんど動かなくなった。
今思えば、もう意識は無くなっていたのだろう。
朝流動食を食べさせ、マッサージをした後に出勤しました。しかし、胸騒ぎがしたので診察時間を少し早目にしてもらおうと連絡しましたが、予約がいっぱいでした。
夕方、旦那が会社に迎えにきた。「モモちゃんが、危篤になっている。」
すでに昨晩から昏睡状態にあったのだと思う。それを知らない旦那はオロオロしていた。
モモちゃんは再び口呼吸に戻っていたが、まだ息をしている。
モモちゃんを連れて病院へ。予約時間よりもかなり早く病院へと駆け込んだ。
受付で事情を説明すると、他の患者さんを診ていたのにもかかわらず、すぐに先生が診察室から飛び出してくる。
その場でモモちゃんの状態を見た先生は、すぐに酸素室にモモちゃんを入れた。
「他の患者さんの診療が終わるまで待ってください。」そう言われるのを覚悟していたので、温かい対応に思わず涙が出る。
待つこと数分。先生は他の患者さんを待たせて先にモモちゃんの診察へ。
酸素室から出てきたモモちゃんは、少し穏やかになったのか呼吸が落ち着いてきたようだ。
「昨日、煙が効いて呼吸が鼻呼吸になったんですよ」と伝えると、先生はウンウンとうなずいた。点滴を注射すると、モモちゃんの体が少し反応。
「ほとんど昏睡状態かと思うけど、まだ少し意識はあるようだ。」
それから少しおいて・・・「今夜、もたないかも。」
覚悟はしていたが、あらためて言われると涙があふれ出してくる。
「もしかしたら、容体が好転するかもしれない。そうなれば希望が持てる。」
気休めでも、先生の言葉が有りがたい。短い期間だったが、本当に先生は一生懸命やってくれた。
一生懸命治療する先生の姿は、どんなに心強かったことだろう。
私は明日の予約を入れずに、病院をあとにした。自宅に戻る車の中で、モモちゃんの呼吸が止まっていないか、キャリーカゴに手を入れてかすかな鼓動を確認する。
まだ、少し意識があると先生が言っていたので、モモちゃんに声をかける。
「モモちゃん、一緒におうちへ帰ろう。」
自宅に着き、モモちゃんをみんなのところへ。
もう意識はなくても、騒がしい我が家に戻ってきたと感じ取れるはずだ。
それからモモちゃんのパパ、お兄ちゃんのところへ。
お兄ちゃんであるノビは、モモちゃんの匂いを嗅ぐと、耳を軽く噛んだ。
パパであるサンタは何かを感じ取ったように固まり、寄ってこようとはしなかった。
一緒に暮らしてきた仲間たちにモモちゃんと最期の挨拶をさせる。
その後、モモちゃんを毛布でくるみ、膝元で撫で続けた。
旦那と代わる代わる抱っこして撫でる。
instagramに届いたモモちゃんへの励ましのメッセージを読んで聞かせる。
読みきかせた後、しばらくしてモモちゃんの呼吸が浅くなった。
そして、呼吸の間隔が徐々に長くなる。モモちゃんのママも、臨終の際はこんな感じだった。旦那と二人、モモちゃんの名前を呼んで撫でてあげる。
やがて静かに呼吸が止まり、モモちゃんは旅立っていった。
「良く頑張ったね。」
そう言って胸に抱き寄せると、モモちゃんのお尻からポロポロとウンチが2つ出てきた。
「モモちゃん、ウンチ出たよ!良かったね。」
本当に大きくてキレイな形のウンチ。私はボロボロと涙した。
3歳と1ヵ月の短い人生。異変を感じてから、わずか7日での旅立ちでした。
最後のお別れ
─6月18日(日)
旦那がペット霊園に電話をして、この日の12時から火葬することになった。
ケージの寝床に保冷剤を敷き、毛布にくるんだモモちゃんを寝かせた。大好きだったクマちゃんも一緒だ。
私はモモちゃんに持たせるフード、オヤツ、大好きなぬいぐるみのクマちゃんをジップロックに詰めていく。ペット霊園は、我が家の町が見渡せる小高い山の上にあります。
いつの日にか、我が家が見渡せるこの場所にお墓を建ててもいいなと思っています。
ペット霊園につくと、用意された祭壇に線香をあげ、最期のお別れをしました。
冷たくなってしまったモモちゃんを、旦那と代わる代わる抱きしめる。
モモちゃんは葬儀場の方に優しく抱かれると、ゆっくりと火葬場へと向かっていく。
私たち夫婦はいつまでも、その後ろ姿を見送っていた。
小一時間ほど待合室で待ち、小さな骨箱で戻ってきたモモちゃん。
骨壺の中を開け「綺麗なお骨ですよ」と言われた瞬間に溢れ出す涙。
可愛いピンクの水玉模様の骨壺カバーに入れてもらい、自宅に戻る。
大好きだったママの骨はまだ自宅にあるので、モモちゃんをママの隣に置き、大好きだったオヤツを供え、線香をあげた。
モモちゃんはママに会えただろうか。きっと、会えたよね。
動物(デグー)を介護することの大変さ
こんな事をいうと不謹慎ですが、手の中でモモちゃんの最期を看取ることができて幸せでした。飼い主にとって不幸な事は、最後を看取ることができないことです。
そういう意味でもモモちゃんは飼い主孝行だったと言えます。
今回のモモちゃんの死は、色んな事を考えるきっかけになりました。
- 長期不在にすることの難しさ
- メンタルの弱い子のケア
- 異変を感じてから行動を移すまでの時間の大切さ
- 病院での対応、診察内容に疑問を感じた時の自分の行動
- セカンドオピニオンの大切さ
- 仕事をしながらの介護の限界
長期不在にしたことが、モモちゃんの死に直接つながったとは断定できませんが、少なからず影響を及ぼした事は間違いありません。
異変を感じた次の日にでも受診させてたら、もしあのとき触診だけではなくレントゲンを撮って欲しいと言えていたら事態は変わっていたかもしれません。
メンタルが弱く、甘えん坊の子のケアには十分配慮するべきでした。
旦那が世話をしていたとは言っても、普段と違う状況に不安や寂しさが募り、メンタルが弱っているときにたまたま歯の炎症が起きたのでしょう。
今回はセカンドオピニオンを受けたことで原因がわかりました。
そのまま最初の病院で治療していたら死期はもっと早まっていたかもしれません。
また、仕事を抱えながらの通院、介護の過酷さを痛感しました。
- 容体の急変に応じて会社を休んだこと
- 流動食を与えたりオナカのマッサージをしたりすること
- 夜中は約数時間おきに起きて介護をしたこと
長期化していたら、これらの介護を一体どこまでしてあげられるのか想像がつきません。
これらが今回が直面したさまざまな問題と反省点でした。
デグーの介護費用
私たちは愛するデグーに対して最期までどうあるべきか、きちんと考えなければなりません。介護には精神的肉体的負担が伴うだけでなく、治療のために沢山のお金がかかります。今回の動物病院(※)、火葬料で掛かった費用は約40,000円です。
※注射薬剤、点鼻薬、ベティキュア(流動食)、レントゲン検査、処置料(酸素吸入)など
これだけの費用が掛かるので、我が家では「モモちゃん基金」を作り、急な病気や介護にまわせるお金を積み立てることにしました。今後「長期的な介護が必要になった時どうするか?」家族と話し合うつもりです。皆さんのご家庭でも一度話し合ってみてください。
今回の記事が皆さんのデグーライフにお役に立てれば嬉しいです。