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デグーが散歩(部屋んぽ)するときの注意点をまとめました

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デグー散歩

デグー飼い主さんなら「デグーの散歩」をされる方は多いと思います。飼い主さんによっては「部屋んぽ」「部屋散歩」、いろいろな言い方をされていますが、これらはケージ外で遊ばせることを指します。

デグーのストレス解消のために「部屋んぽ」させる飼い主さんも多いですが、散歩時の注意点はたくさんあります。それを怠ったために「感電・圧迫死」など、致命的な事故が起きてしまったことも・・・

この数年間で少なくても10件以上そういったことを見聞きしました。部屋んぽ時の事故を少しでも減らすためにも、今回は「部屋散歩」の注意事項をまとめてみました。

 

「部屋んぽ」には危険が付いて回るので、その危険を排除できないなら「部屋散歩」させる必要はありません。飼育環境によっては難しい場合もあるので、散歩させていない飼い主さんもいます。

「部屋散歩」をさせない理由

  • 「ウサギ・チンチラ」など、他の動物もいるため
  • 「メダカ・金魚」の水槽があり、デグーが誤って入らないため
  • 配線をガードしきれず危険なため

このような飼育環境もあるため、対策が難しい場合はムリに散歩させる必要はありません。デグー飼い主のhanatorapoohさん家では、部屋んぽをさせない代わりにコタツの上で散歩させたり、ジャバラトンネルを使って遊ばせたり、ケージ外に設置した梅酒ビンの砂風呂で遊ばせたりしているようです。

散歩以外でもストレス解消はできるので、安全第一を考えた上で部屋んぽを検討してください。ただ、筆者は部屋んぽを推奨する立場なので「部屋散歩」をさせる場合は、どんなことを注意したらいいのか?今回は部屋んぽ対策について触れていきます。

デグー散歩時に注意したい3つのこと

冒頭でも触れましたが、飼い主のちょっとした油断で「大怪我をさせてしまった」「命を落としてしまった」という事故は多いです。そんなことにならないためにも、最低でも以下3点のことは注意してください。

飼い主はなるべく動かない

踏みつけなど不慮の事故が起きないためにも、飼い主はなるべく動かないにしてください。動くときはデグーの居場所を確認し、かかとが浮かないようにすり足で動くようにしましょう。

デグーは「膝の裏・かかとの下」に来ることがあります。しゃがむ時も注意してゆっくり座ってください。「いつここに来たの?」ということもあるので、すり足でゆっくり歩くようにしましょう。足首やつま先で潰す可能性もあるので、立膝でもNGです。

食べこぼしを片つける

飼い主の食べこぼしに注意してください。特にチョコレートなど、甘い物などは注意する必要があります。食べこぼしを口にしてしまったことで健康を損ない、病気になってしまう可能性があります。デグーが食べてはいけないものに関してはデグーの食事記事をご覧ください。

デグー部屋での飲食について

  • 人間の食べ物を置かない
  • 人間の飲み物を置かない

「電源コード・ケーブル類」をガードする

デグーから電源コード、ケーブル類をガードガード!

「電源コード・ケーブル類」は、ガードするか近寄れないようにしてください。「感電・漏電による火災」を防ぐために必要なことです。ガードする場合は配線カバーなどを巻くようにしてください。 うちはケーブルを整理するチューブの2重巻きです。

ただ、ケーブル対策をしても定期的に確認してください。先日、配線カバーを噛みきってコードに届いてしまった話しを聞きました。コード自体に興味ない子もいますが、念のために対策しておくことをオススメします。我が家の初代デグーは、ある日突然噛みはじめました。

デグーを室内で遊ばせる時の注意事項

観葉植物があるなら移動してください。デグーが食べてしまったら中毒を起こす場合があります。観葉植物以外にもさまざまな物を齧ります。壁紙や柱を齧るので対策が必要です。

壁紙や柱をガードするために「プラダン・養生ボード」がオススメです。柱の端を齧るデグーもいるので、 「赤ちゃんのぶつかり防止」などガードできるものを貼ったほうがよいかもしれません。

うちの子はゴミ箱にダイブして遊んでいたことがありますが、同じようにゴミ箱を漁る子もいます。高さがあれば問題ありませんが、蓋付きの物にするか一時的に他の場所に置いたほうがよいかもしれません。一度確認してみてください。※ゴミ箱の中に食べてはいけないものがあるかもしれないので

部屋んぽの前に軽く掃除をしておいたほうが安全!

専用マットとサークル

「コード類・食べかす・ゴミ」など、デグーが誤って口にしそうな物や怪我をしそうな物は必ずチェックしましょう。私も定期的にチェックしています。飼い主さんの中には専用マットを敷き、サークルでお散歩スペースを作っている方もいます。

デグーの散歩用にペットフェンスも!

ペットフェンス
犬用・猫用で使用されている飼い主が多いですが、うさぎやデグーなどの小動物に使用(部屋散歩)されている方も見掛けます。


使用上の注意点

デグーによっては角を破壊してしまう場合があります。その場合は角の補強が必須です。また、高さ50cmを縦にしたら飛び越えてしまう子もいるので、70cmのほうで使うことをオススメします。

以下写真のようにフェンスを破壊してしまう子もいるので、使用する際は注意が必要です。しっかりと対策をすれば便利な商品なので、デグー飼い主さんにも愛用されています。※以下写真はたんたんさんに許可をいただいて掲載しています

デグーの怪我・病気を避けるためにも「部屋んぽ対策」は必須!

デグーの散歩時は、ペットフェンス以外にもプラダンでフェンスを作っている方もいます。いろいろな散歩方法でデグーのストレスを解消できますが、デグーと暮らしはじめたばかりの方は、飼育環境に適応してから散歩させてあげてください。

慣れないうちにケージ外へ出たら「小さなスペースに入り込んで出てこない」という事態も考えられます。ペットショップでも「お迎えしてから二週間前後は部屋んぽを控えてください」と教わりました。

早く散歩させたい気持ちを抑え、この期間に散歩できる環境を作ってあげましょう。散歩時はデグーにとって危険なことがたくさんあるので、「食べ残しの掃除・デグーが入り込める小さなスペースをなくしておくこと」も重要です。

デグーが飼い主に近づいてくるのは「害のないもの」とみなしているからです。ベタ慣れしたデグーほどそういった傾向なので、これもデグーの魅力と言えます。

ただ、無防備に近づいてくれるのは嬉しいですが、危険な行為であることに変わりはありません。移動や動作を伴う時はデグーの居場所を確認し、心配なら先に「ハウス」してもらいましょう。ちょっとした油断が尾切れなどの事故に繋がります。

室内はデグーにとって危険がいっぱいです。各家庭によって対策すべき点は変わってきますが、しっかりと安全を確保してから部屋んぽライフを楽しんでください。